≪第4回(平成22年度)テーマ≫
恋
≪第4回(平成22年度)テーマ≫
恋
キミとボク 距離を縮める 急な雨
シンゴ
愛唱性のある作品。「急な雨」でこころが急接近。作品の背後にドラマがあり、作品世界を大きくしています。(田中美智子)
急な雨で、ドラマ性がでました。(笹本正樹)
相思相愛の二人を俄か雨はびしょ濡れにして一つにする。(今井誠人)
笑顔は 幸せを呼ぶ魔法
みほ
笑顔はなるほど魔法。そして、笑顔は何もかも包みこんで幸せをくれる。(今井誠人)
「幸せを呼ぶ魔法」・・・・・こんな魔法ならかけられてみたいですね。(田中美智子)
魔法と言ったところが面白いですね。(笹本正樹)
ふるさとの匂いする人好きになりあなたのそばが私のふるさと
ひりゅうず
ふるさとの匂いとは、土や草、水の匂いでしょうか。ふるさとは、こころが安らぎますね。(田中美智子)
好きな人とどれだけ時間を費やしたかで、故里となります(笹本正樹)
ふるさとを共有できる喜びそこはまた安心できる(今井誠人)
『好きです。』ただその一言で世界が広がるなんて君に出会わなかったら気づかなかったんだよ。
玖瑠葉
世界が広がるというところが詩になっています。(笹本正樹)
愛することで視野が広くなり、人生観や価値観が変わったのですね。なんと素晴らしいことでしょう。(田中美智子)
「好きです」と言える相手を見付けた幸せ(今井誠人)
恋人の聖地へ君を連れて行く。あなたが言った約束の地は宇多津町。
黒田るみ子
次は結婚式場ですね。なかよく二人で。
携帯が 赤く光ると 頬ピンク
穴吹知美
オトメチックでよい作品となりました。
彼のベル 白雪姫も 目を覚ます
木戸亮介
作者は男性ですから、彼女を白雪姫と見ているのでしょう。
桜道 キミに出逢い咲かせた想いもう3年 最後の舞いを強く受け止めて
カスタネット7番
桜はどのように咲き、どのように散っていくのでしょうか。
仮初めの恋の朝過ぐ金木犀
南はるか
金木犀の香はよいものですね。
モノクロだったこの胸が あなたの言葉で色づいてゆく
櫻井 まゆ
次第にピンク色になったのでしょうか。
はやぶさにもらった勇気 君の心へ飛んでいこう
田中克則
七年かかったとしても着陸して下さい。
淡恋(あわこい)に 別れをつげし 春夜風 されど想いは 幾度と巡る
ぱぴよん
淡恋ですから幾度と巡るです。濃恋ですと一度ですね、キット。
離れない 二人で誓う 雪の夜
空人
背景が雪の夜であるところに、想いの深さが示されました。
君の笑顔の写真は 僕の密かな休憩法
本城 竜
Gパンで膝を揃える彼の前
紫敷布
鏡を見ながら髭を剃るあなたの姿が好き。あなたが2人いるように見えて。素敵なあなたを独り占めすることは無理だから、あなたは世界に2人がちょうどいい。
三好明菜
やわらかき唇肌に記憶さす脳死判定下りたる君の
福島洋子
ほっこりとあなたのメールを読み返しマフラーほどいて駆け出すいちょうのじゅうたん
大空夕華
令和相聞歌の選考委員の先生を紹介させていただきます。(50音順 敬称略)